介護の現場

Column

それは聞いて知っている。
でも、本当に知っていますか?

介護施設 ほんとうの夜勤の現場

ナースコールが
あちこちから

介護記録作成等
事務作業

訪室巡回だけで
夜が明ける

翌日のイベント
準備

よくある
急なシフト変更

寝返り
(褥瘡予防)介助

排泄介助
赤ちゃんのように
簡単ではない。

結局、休憩時間が
なくなってしまう

急変があると
現場にいた人間の
責任にされてしまう

おむつ替えも
重労働

人員不足で
休日が取りづらい

サービス残業や
早出が常態化

緊急対応しているときに限って
緊急事態が重なる

最善をつくしても
防げない転倒もある

我々は知っているからこそ。

介護現場の問題点を、すべてを解決出来るなんて、
決して言えません。

ただ、ひとつ言えることは、
利用者が1人で居る時の転倒検知は任せてください。

高齢者において、最も多い事故は
「転倒・転落・滑落」

発生している事故の傾向を見るため、死亡に至らないまでも、救急要請された事故に関する情報として、東京消防庁の「救急搬送データ」が分析されたものです。

「転倒・転落」が全体の大半を占めています。

介護施設においてもこの傾向に変わりはありません。

高齢者の転倒が危険な理由

・高齢者にとっては、捻挫や打撲など、若い世代では大したことのない怪我でも、重症化するリスクもあります。
・打ち所が悪く対応が遅れれば、そのまま寝たきりになってしまう場合も。
・完治するまでに時間がかかり、その間に筋力の低下など身体機能の衰えにつながります。
・転倒した時の恐怖や痛みにより、心身ともに利用者様に負担がかかってしまい健全な生活が送りにくくなります。

転倒すべてが過失による事故ではない

転倒リスクが高い利用者については、転倒予防策を実施していても、一定の確率で転倒が発生します。

転倒の結果として骨折や外傷が生じたとしても、必ずしも医療・介護現場の過失による事故と位置付けられません。

転倒事故から利用者様を守るためには「定期的な見回り」が必須!
しかし・・・
夜勤の介護職員はとにかく、しんどい!!

利用者が寝静まった後も介護職員はやることが盛りだくさん。
ゆっくりと休めないのが、夜勤の介護現場の実態です。